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校正用基準器 Trapet(トラペット)

ボールテトラへドロン

コーナーエッジ、ロッド全てがカーボンファイバーで作られたテトラへドロンです。エッジとロッドは全て特製のカーボンファイバーフレームで接合されています。セラミック球は全てカーボンエッジに直に接着されているため、金属のプレートなどは使用されていません。
それにより、限りなくゼロに近い熱膨張係数を実現しています。


小型テトラへドロン

メタルエッジコネクタを持つカーボンロッド・標準タイプのテトラへドロンです。 非常にコンパクトであるため、プロービングの為の測定機の移動距離をとても短くすることが出来、測定時間の短縮に繋がります。エッジに取り付けられた4つのコネクタが全体の熱膨張に及ぼす影響は非常に小さく、温度変化に対して非常に安定した結果を得ることが可能です。


オプティカルスケール

オプティカルCMMの校正に使用するスケールです。
セラミックの格子に取り付けられたクロムスケールは頑丈なカーボンフレームによって支持されています。このカーボンフレームはスケールを保護するだけでなく、スケール自体の平面度を保つ役割ももっています。


小型エスカロンバー

接触式CMM、非接触式CMM、共に校正に使用できるボールバーです。
カーボンフレームとマット仕上げの標準球で構成されています。
この球は通常の標準球と違い、2μmほどの真球度になります。

球をフレームの中心に置くことにより、フレームが湾曲した場合に寸法変化量を最小に抑えることが出来ます。
(左図参照)
長さ1mに対し、0.45㎜フレームが湾曲した場合でも球中心のエラー量は1μmで、0.22mm以内の場合であれば、球中心のエラー量は0.2μm以下です。



ボールキューブ

テトラへドロンよりもさらに細密な精度チェックを行うためのボールキューブです。
通常の三次元測定機であれば45分位で機械精度のチェックを行うことが出来ます。この測定検査で得られた200セットの測定データから長さの誤差を導きます。
ボールキューブの測定範囲において導かれる誤差は、通常のISO10360-2の検査以上に詳細で正確な値を得ることが可能です
検査範囲を広げる場合は、ボールキューブを移動させて測定を繰り返していきます。


L字型ボールプレート

このL字型ボールプレートは、熱膨張の少ないカーボンフレーム、ロバックスとセラミック球で構成されています。

このボールプレートは接触式CMM、非接触式CMMのどちらでも使用できることが特徴です。

The optical probing is improved by an auto-reflex-foil acting as “Virtual Backlight”. This reflector background can be taken off for tactile measurements, in particular for the high accuracy calibration of the plate by reversal techniques.

スフィアを固定しているバーにはプレートが取り付けられています、このプレートは垂直に取り付けが可能な冶具を固定するパーツにもなります。このプレートや冶具は全てカーボンファイバーで構成されています。素手でプレートをセットしたとしても熱膨張が測定結果に影響を及ぼす事はありません。

このL字型ボールプレートはエラー解析ソフトCALCOM++と共に使用する様、設計されています。エラー補正パラメーターを作成する為の測定はこのL型ボールプレートを使用するとたった90分で全て終了する事が出来ます。

CALCOM++の測定に必要なボールプレート、冶具などは全てこのコンパクトなキャリーケースに収納することが出来ます。


大型L字型ボールプレート

大型CMM向けのL字型ボールプレートです。
写真の物は1000×880の大型サイズに40mm径の球を組み合わせています。
300×300から1000×1400までのサイズを取り揃えています。
基本デザインは上記エスカロンバーと同様の物となっており、球以外のパーツは全てカーボンファイバーで構成されています。
最初の写真は垂直にセットされたボールプレートです。
黒いプレートとプレート中心にセットされた球で構成された台座は校正を行う機械に固定します、L型ボールプレートはこの台座によってキネマティックマウントされます。別種の台座もご用意しております。
デザイン上、垂直にセットした時の真直度に関するエラーはボールプレートの自重に起因します。
このエラーは特別なメーカー校正を行う事によって導きだされた補正パラメーターを用い、打ち消す事を可能にしています。
通常のボールプレート本体の校正は水平ポジションでPTB/DKDが1987年に開発した4ポジションでの反転法を用いた測定で校正されます。

2枚目の写真は非常に安定した、水平ポジションでの底上げ冶具ツールです。
6本の足を持つこの固定具は、サポートロッドがカーボンファイバー、ジョイントは鉄製の球、そしてマグネットで構成されています。この固定具は垂直ポジションから水平のポジションへの移動、また逆位置などへの移動が非常に容易で、一回のポジション移動に5分とかかりません。




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