Air Spring Insulator BiAir®は三次元測定機、レーザー測長機、非接触測定機、
高精度加工機などに用いられる振動吸収エアーダンパーです。
ダンパー本体は鋳鋼またはアルミニウム・ハウジングから成ります。
内部には耐圧加工された膜が含まれます。この膜は空気室をカバーしています。
ピストンは膜の上に乗り、空気圧によって上下動を行います。
このデザインは振動を非常に効果的に取り除く事を可能にします。
空気室は二つの部屋に分けられています。 （ロード・ダンピング）
ダンパー外部に設けられたチョーク弁は、空気室への空気の容量をコントロールする事が出来ます。
この調整によりダンピングの動きを20％調整する事が可能です。
また過度な空気の流入が起こった場合には安全弁が働き、自動で空気を抜く機構も備えています。
エアダンパーは最大荷重が大きく、また低い振動周波数の振動を取り除く事が出来ます。
三次元測定機のように測定を行うワークによって、テーブル上にかかる荷重が変化する物の場合、
機械本体の水平を常に保つ事は非常に難しいと言えます、しかしエアダンパーであれば常に水平を保つ事が出来ます。エダンパー内の空気圧が変動する事でダンパー事態の高さを調整しています。機械上のどこかに大きな荷重がかかり機械が沈んだ場合も空気圧を調整する事で自動的に機械本体の水平を保つ構造になっています。
水平の調整を行う場合最低三つのエアダンパーが必要になります。